| フッ素について |
最初に 一般の方向けに
後半は 衛生士の知識として
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フッ素って効果あるの?とお悩み中のママへ
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フッ素を塗るのにはいろいろな方法があります
上手に使って頂けば確かに効果があります
萌えたての歯に効果があります
フッ素を塗ると、エナメル質がフッ素を取り込んで硬くなるのです。
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| どうやってフッ素を塗るの? |
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1、歯科医院で塗ってもらう方法
医院によって違いますが、保険外で2000円〜5000円、掛かるバアイが多いようです。
事前に電話で聞いてみるのも良いと思います。
1歳半になり臼歯がはえたころに歯科を受診する
具体的なムシバ予防の話を聞く
歯磨きの方法を教えてもらう
仕上げににフッ素を塗ってもらう
半年に一度、定期検診を受ける・・・というのがBESTだと思います!
2、自分で塗る方法
フッ素入り洗口剤(うがい薬)や
スプレー式のフッ素(歯ブラシにつけて歯に塗りつけるタイプ)が、薬局、ドラッグストアで売っています
フッ素そのものでなく、フッ素入りの歯磨き粉もたくさん商品化されています
上手に使って頂くと良いと思います
ピカピカにキレイになった歯に塗った方が、もちろん最大限の効果を発揮します。
塗ったあとも、「さあ、甘いモノ食べ放題だぞ〜!」という生活をしているとフッ素の効果も台無しです
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| フッ素含有量 |
| フロアーゲル・フローデン |
9000ppm |
歯科医院で塗布 |
| チェックアップフォーム・チェックアップ・チェックアップこどもetc (GC) |
950ppm |
歯磨剤 |
| PCクリニカ(ライオン)プロクトこども(サンスター) |
950ppm |
歯磨剤 |
| キャナリーナ(Dr.Bee) |
100ppm |
歯磨剤 |
| レノビーゴ |
100ppm |
歯磨剤 |
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歯磨剤は薬事法で上限が1000ppmと決まっています。
各会社とも上限を超えないよう950ppm配合と口を揃えて言っています。
先日 ライオンとサンスターのお客さま相談センターに電話をして聞いてみましたらそっくり同じ答えでした。
でも、歯科医院専売の歯磨剤には950ppmという表示があるのに一般のものにはどこにも表示がない。
そのことも聞いてみましたが、これからも表示する予定はないとのこと。
「こういう質問ってよくありますか?」とさらに聞いてみると「いいえ、ありません。」とのことでした。
歯磨剤を使うのなら、どこのでも同じフッ素含有量ということです。
ここから下は歯科専門向けになります |
| フッ素とは |
フッ素(Fluorine)は原子番号9 原子量19 常温では気体のハロゲン族の元素。
広範囲の鉱物類や食品にも含まれている。
緑茶、魚介類、海藻類などに多く含まれている。
フッ素は電気陰性度が元素の中で最大なので、ほとんどすべての元素と化合することが可能。
そのため自然界ではフッ素単体の状態で存在するのはまれで
普通はフッ化物(Fluoride)として存在する。
「むし歯予防にフッ素を使いましょう」というが、正確にはフッ素単体ではなく、フッ化ナトリウムやフッ化第一スズといったフッ化物を使用している。 |
| フッ化物のムシバ予防メカニズム |
*フッ化物がエナメル質表層に作用すると
エナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイト:Ca (Po ) (OH) の水酸基(OH)
と置換して
フルオロアパタイト:Ca (Po ) F を生成。
その結果、より安定した結晶構造をもつことになり、エナメル質に耐酸性 を与えることになる。
*むし歯予防に用いる場合、フッ素濃度が高くても1%前後であり使用量もごくわずかなので
エナメル質表層に使用してもすべてのハイドロキシアパタイトがフルオロアパタイトになるわけではない
エナメル質表層に微量のフッ素が取り込まれることによって、
ハイドロキシアパタイトの構造がよりいっそう安定したものになり、歯質が強化され、
酸に対しての抵抗性も向上する。
さらに酸によって攻撃されたエナメル質にフッ化物を作用させると、
唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンとともに歯に再沈着し、再石灰化が促進される。
フッ化物
↓
歯面 → 結晶性の改善・フルオルアパタイトの生成・初期脱灰部の再石灰化の促進 → 歯質強化・耐酸性向上
フッ化物
↓
歯垢 → 最近の酵素作用の抑制 → 酸産生の抑制
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| フッ化物による予防方法の一覧 |
| 方法・商品名 |
用いられるフッ化物 |
フッ素濃度 |
局所的応用
1、フッ化物歯面塗布
フロアーゲル・フローデン |
NaF フッ化ナトリウム溶液
NaF リン酸酸性フッ化ナトリウム溶液
リン酸酸性フッ化ナトリウムゲル
(日本で市販されているものはこれにより処方された製品)
ダイヤデント(象牙質知覚過敏症治療薬)
フッ化物配合バーニッシュ
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9.000ppm
22.600ppm
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2、フッ化物洗口
ミラノール・オラブリス |
NaF 0.05%(毎日法)
0.2%(週1回法) |
226ppm
900ppm |
| 3、フッ化物配合歯磨剤 |
モノフルオロリン酸ナトリウム(Na2Po3F)
フッ化ナトリウム(NaF)
フッ化スズ(SnF2) |
1.000ppm |
全身的応用
1、水道水フッ化物添加 |
日本では沖縄の一村のみ
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0.6〜1ppm
日本の基準は0.8ppm |
| 2、食塩へのフッ化物添加 |
日本では行われていない |
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| 3、フッ化物錠剤(液剤)内服 |
日本では行われていない |
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フッ化物配合歯磨剤のフッ素量計算法 |
*フッ素イオンのppm表示からフッ素濃度(%)への変換
フッ素濃度(%)=ppm×0.0001
つまり・・・(1000ppm=0.1%)
*フッ化物の%表示からフッ素濃度(%)への変換
フッ素濃度(%)=フッ化物の%×係数
係数:フッ素の分子量/フッ化物の分子量
フッ化ナトリウム(NaF) 19/42
モノフロ(MFP:Na2PO3F) 19/144
フッ化物第一スズ(SnF2) 38/157
*フッ素使用量(mgF)=フッ素濃度(%)×歯磨剤使用量(g)×10
<<例>> 0.4%フッ化第一スズのホームジェル
フッ素濃度(%)=0.4%×38/157=0.0968%
0.0968%=ppm×0.0001
ppm=0.0968/0.0001=968
ホームジェルは968ppm
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| フッ化物の毒性 |
○急性毒性
嘔吐 下痢 痙攣 全身筋の脱力感など
体重60kgの成人でフッ化ナトリウム250mg
(2%フッ化ナトリウム溶液では12.5ml) といわれている
体重15kgの子どもで2%フッ化ナトリウム溶液では3.1ml。
小綿球(直径5mm)に換算すると、小綿球1個に0.1〜0.15mlの溶液が
しみ込んでいるとして、60kgで100個、15kgで20〜30個。
実際は溶液の大部分は綿球中に残るので
仮に口の中で作用する溶液の量が20〜30%とすると60kgで400個前後、 15kgで100個前後。
これは実際量と比べるとかなり多い量であり、
むし歯予防に用いられるフッ化物使用量は安全な量であるといえる。
○慢性毒性
・歯のフッ素症(斑状歯)
飲料水に1〜2ppm以上のフッ素イオンを含む地域で生まれ育った(6〜8歳くら いまで)者に発生
・骨軟化症 日本では8ppm前後が症状の現れる境界域
・臓器への影響 ラットの実験では100ppm程度の濃度 8ppm程度では異常は 認められない
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