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飲み物でムシバになる 
小さい子どもたちのお母さんが、「うちは100%のりんごジュースをあげている」「野菜を食べないので野菜ジュースだけは毎朝飲ませている」と
お話されるのを聞くと、心が痛みます。
その毎日の積み重ねが、もしかしたら・・・ムシバの大きな原因になっているかもしれないと推測されるからです。

今まで親の管理化にあった子どもたちが中学生になって、部活が始まります。
ハードな部活で、のどはカラカラ。昔は水道の水をガブガブ飲んだものです。
昔っていつ頃?(笑)
少なくとも私が中学生の頃、今から25年くらい前(えーーっ?!そんなに前ぇぇ?!>これでもサバをよんでいる(^_^;))
学校へ飲み物を持参するなんてことは皆無でした。みんな水道の水を飲んでました。
今は、小学校の子どもたちも水筒持参、ぺットボトル持参>これについてはまた書きたいと思います。
中学生は当然のように、部活=スポーツドリンクになるようですが・・・これがクセモノ。
汗をかいてミネラルを失うから、身体のためにスポーツドリンク・・・?
スポーツドリンクを毎日毎日飲んでいると、もれなくムシバになるという特典がついてきます。
もちろん、ミネラルの補給でなく、糖分の過剰摂取にもなります。

歯が溶けるということ

半分だけを歯科用のワックス(粘土みたいなもの)で覆って、ジュースの中に3日間つけておいた歯。
右側半分が溶けて、白くなっています。
白くなったところが、ムシバのなりはじめ。(脱灰、白濁といいます)
歯と歯肉の境目が脱灰、白濁した実際の口の中の状態
具体的に
私たちは、一日3回食事をします。
食事をすると、歯についた歯垢の細菌が糖質を利用して酸を作ります。
口の中はサーっと酸性に変わります。 
pHが5.5以下になると、硬い歯の表面が、すこーし溶けはじめます。
でも、食後、20分から30分くらいの間に、唾液の作用で、
また中和され元の状態に戻ります。
1日3回だけでなく、おやつを食べたり、
おやつとまではいかなくても、ガムを1枚噛んだり、
アメを1つなめたり、ジュースを1杯飲んだり・・・
そう!口の中に、食べ物、飲み物が入ってくるたびに、口の中は酸性に変わり
歯はすこしずつ溶けているのです。
1日3回の食事くらいなら、唾液の中の石灰分が、すこしだけ溶けた歯を元通りにしてくれます。
でも、何度も何度も口にモノが入り、酸性に傾いて、歯が溶けてる時間が長いと・・・、
とても、修復しきれません。こうして、目に見える穴となったのが、ムシバです。

(厳密にいうと、歯垢や細菌のいろいろな原因があるのですが。わかりやすく簡単に説明してみました。)
特に、ジュース類は、普通の食事に比べて、酸性(pH5,5以下)のものがほとんどで、
100%のものでも、30%のものでも、スポーツドリンクも、乳酸菌飲料も、みーんなムシバの原因になります。
余談
家庭でりんごを擦ってみたこと、ありますよね? 少しすると、茶色く変色してきますよね。
100%と表示してあるりんごジュースの色はどうでしょうか? 
きれいなりんごジュースの色をしているはずです。なぜでしょうか? ・・・
それは、防腐剤が入っているからです。
ということは、家で絞ったりんごジュース以外は、100%とは言えないということなんです。
そのほかにも、よーく表示を見ると、100%ジュースの中に「濃縮還元」というジュースがあります。
これは、一度、果汁の水分を蒸発させ、ペースト状にしたもの(濃縮)に、もう一度、水分をくわえ、
元の濃度に戻した(還元)ジュースということです。なぜ、こんな面倒くさいことをするのでしょう?
それは、海外から輸入するジュースの原料となる果物を、できるだけ一度にたくさん運ぶためです。
防腐剤も添加されて、日本へ運ばれたペースト状果物は、水分を加え、100%濃縮還元ジュースとして、店頭に並ぶわけです。
もちろん、ちゃんとした100%ジュースもありますが、種類も少なく、割高のようです。
できれば、歯のため、体のためにも、ジュースでなく、糖分の入っていない飲み物がおすすめです。
けれども、糖分のない麦茶や、ウーロン茶も、市販のものは防腐剤に代表される添加物が入っているだろうと推測されます。
ペットボトルの飲み物は、行楽の友、行事の際の便利グッズとして利用する程度にとどめ、
普段飲むモノは、昔ながらの水から湧かして麦茶をつくるとか、
(注*水出しの麦茶は、着色料であの麦茶の色が出るのです!)
安心できる製造元・製造過程の牛乳を飲むとか、浄水器を賢く使って水道水を飲むとか、
歯だけでなく、体全体のことを考えて、飲み物を選んでいきたいですね。         


2004/08


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