| 6歳未満の子どもの歯科治療について(マジモード)
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1回の集中時間は15分と、以前どこかで聞いた気がするが、それは小学1年生の学校の授業での集中時間だったかもしれない。
実際は子どもの年齢に比例するのではないかと、私はひそかに思っている。
つまり1歳児は1分。2歳児は2分。3歳児は3分。4歳児は4分。5歳児は5分。6歳児は6分。
小学校1年生でおまけしてやっと10分くらい。
仕上げ歯磨きが大変な1歳、2歳児を見ていると、機嫌が良くおとなしくやらせていて30秒、押さえつけてやってプラス30秒。
合計1分がやはり目安だと思う。
「歯磨きは3分」なんて言うけれど、1,2歳児に3分はとても無理。
(第一、普通の大人だって3分なんてやってない)
だから、1分でどこまでキレイにできるか、手早に効率よくやるテクが必要。
まずいちばんムシバになりやすい上の前歯の歯と歯肉の境目。(上顎前歯歯頚部)
次に奥歯のかみ合わせのみぞ。(臼歯咬合面)
寝かせた状態で手足をしっかり押さえて、躊躇せずさっさとやる!
歯科治療も同じ。
基本は、
待たせない。絶対に痛くしない。チェアに座らせたらブランクタイムを作らない。終わったらほめる。
集中力は6歳児で6分だから、15分の予約時間で、お母さんに話をする時間も含めて全部終わらせる。
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具体的に
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◆待たせない
患者さんが遅れてくることがあっても、医院側が6歳未満の子どもを待たせるのはいただけない。それだけでロスタイム。
◆絶対に痛くしない
歯科衛生士が診るとき、仮封をはずすとき、試適するときも細心の注意を。
歯科医師が痛くしないというのは、それなりの技術を要すると思うが
子どもが「この人は痛くしない」と信頼してくれれば、それだけで間違いなく、治療がスムースに進む。
◆ブランクタイムを作らない
子どもをチェアに座らせたら、衛生士とまずあいさつを交わし二言三言会話をして、すぐに歯科医師が来て治療をはじめるのが理想。
途中で余計なブランクタイムを作らない。
治療終了まで最高で15分の時間しかないのだから。
◆終わったらほめる
泣いても暴れても「上手にできたね」とほめる。
「お利口にできたね」はニュアンスが違うのでやめた方がいい。
こちらのこだわりかもしれないが、泣いて暴れていて「お利口」では、やはりちょっと抵抗がある。
終わったらほめる。それが必ず次回に繋がる。
2歳、3歳までは泣いて当たり前だが、
4歳以降で治療困難な子どもの背景には、必ずお母さん(もしくは家族)の影響がある。
周りの大人に原因がある場合が多い。
過保護に育てられた甘えている子、口うるさく育てられた神経質な子、放任に育てられたわがままな子・・・
どの子どもたちも、自分の意思でムシバを作ったわけではない。
周りの大人が節操なく甘い食べ物や飲み物を与え、してやらなくてはいけない歯磨きをしなかったから、ムシバを作ったのである。
6歳未満の子どものムシバは間違いなく、周りの大人の責任。
子どもには何の罪もない。
しかし、歯の治療に来ている子どもの親に歯磨きの話や食事の話をして、
そのことがきっかけで、その子どもや親がすぐに良くなるかというと、それは見当違いなことで
多少でも良い方向へ向かっていけば、まずは成功という気持ちでいた方がいい。
残念な事に、生活習慣を180度変えるだけの影響力は、私たち衛生士にはほとんどない。
子どもは日々成長していく。歯科治療に関しては、半年後、1年後には必ず今より上手にできるようになる。
あとは、その親とどれだけ信頼関係を作って、必要な情報を話し、子どもにとっても親にとっても良い環境を整えていくか、である。
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| 余談 |
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歯科医院に限らず、病院・診療所のイメージとして
先生は優しいけど、受付や看護婦さん(衛生士さん)は怖い。という評判が立つのは医療体制として、好ましくない。
先生は厳しいけど、受付も看護婦さん(衛生士さん)もとっても優しい。という噂が広まるのが良い。
先生もスタッフもみんな優しくて、治療もちゃんとしてくれて、また行きたくなるという医院であれば、いちばん良い。
2004/08
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