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ミュータンス菌感染予防シンポジウム 2005/6/2 六本木アカデミーヒルズ40
講演
「フィンランドの予防歯科におけるキシリトールの役割」
Matti Poyry(マッティ・ポイリティ フィンランド歯科医師会事務局長)
■フィンランドの歯科分野での発見
・オルソパントマは1950年代にトゥルク大学で発明された
・PLANMECAという歯科メーカー
・キシリトール
・18歳まで歯科治療無料・・・健康推進プログラム
■1970年から2000年の児童の口腔衛生の改善
・フィンランドのう蝕の減少(6歳)DMFT指数 1975年1.2本→2000年0.2本とずっと減少している
(12歳) 7本→ 1.1本
・認識が高まった→歯ブラシの売り上げ倍増
・歯科医療改善
・フッ素入り歯磨剤売り上げ倍増
・キシリトール利用
問題点は・・・甘いお菓子、スナック菓子、甘味飲料も消費急増
・シュガークロック(砂糖時計)酸性攻撃を表すもの(ステファンのカーブを時計の形にしたもの)
■成人の口腔保健 6000人調査
・平均して年1回 歯科に来院
・65歳以下 健康状態が良い 比較的良いと答える人が多い
・65歳以上 歯科医療サービスを若い人ほど受けていない
・歯周病とう蝕は 男性と高齢の女性に多い
■フィンランド児童のキシリトールガムの使用状況 11〜15歳5000人(1998)
毎日かんでいる 男47% 女57%
砂糖入りガムをかんでいるのは1%以下
■キシリトールの使用実例
・ディケアセンター(保育園)と幼稚園の2/3が口腔衛生教育にキシリトールを導入
・歯科医師会がキシリトール推奨
・厚生省がキシリトール推奨
・フィンランド軍はキシリトールを使用
・学生健康団体、食品研究団体がキシリトール推奨
・歯科医師、歯科衛生士の教育カリキュラムにキシリトール項目あり
■スウェーデンの研究 173組の母子(母親はミュータンス菌が多い)
・子どもが6〜18ヶ月のときに母親がガムを1日2g毎日1年間噛む
・コロニーの比率
キシリトール群10.5% 対照群28%
■キシリトールの局所的塗布
uusikaupukiというマッティ先生の故郷では
・目的 公衆衛生センターの条件下で 適性を実証するプログラム
・事前同意事項 ・保健所の職員が行う
・標準的な審査と治療方法
・地域のすべての家族
・任意参加 コストなし(税金)
・披検者 生後6〜8ヶ月の子どもと母親
・方法 ・100mlのビンに入った35〜45%キシリトール溶液
・綿棒か歯ブラシで1日2回歯面塗布
・3歳まで半年ごとに検査 3歳で終了
・5歳まで(最近は7歳まで)評価
・まとめ 乳幼児のムシバは早期予防が必要
■早期予防の効果的方法
・基本 母親と他の家族はキシリトールを習慣として使うべき
妊娠中、授乳中はキシリトール使用を推奨 ガムを噛むことを習慣化
・任意 母親(家族でも可)は子どもの乳歯が萌出したら歯面にキシリトールを塗布する(まだ市販されていない)
乳幼児はキシリトールのおしゃぶりを使っても良い(フィンランドに限って)
2歳前はタブレット、2歳以降はガム
■保育園でのキシリトールガムの使用(ヘレナコボリ先生の実験、追跡結果1993〜1997)
1987〜1990年に生まれた子どもで3〜7歳まで保育園に通園していた子どもを対象に
・キシリトールガムを1日3回 お昼に歯磨き ⇔ 対照群はキシリトールガムなし お昼に歯磨き 9歳まで追跡
・結果 1年キシリトールガムを噛んでいた子の方が
歯磨きだけの子どもより健康な歯の確立が有意に高い
■フィンランドの歯科医療従事者の割合
歯科医師4700人(ヘルシンキ大 オウル大 トゥルク大)
歯科医師の人口比率 1:1100
DH 2000人 DA 6000人 DT 800人
■歯科医師会は歯の健康を促進する会
キャンディを勧める方がムシバができて仕事が増えて良いのでは?と よく聞かれる
歯科医師は患者に治療を売るセールスマンではなく
口腔の健康を推奨する目的を持っている
■歯科医師会推奨の製品=キシリトール製品 歯磨剤
・規定 キシリトールが50%以下でないこと(以下の製品もたくさんある)
発酵性の高い甘味料が含まれていないこと(ショ糖・ブドウ糖・果糖など)
クエン酸・他の酸が含まれていないこと

■カリエス予防
健康な食生活 フッ素入り歯磨剤で1日2回歯磨き キシリトール
■歯科医師会の役割
歯科医院に全員が来るわけではない
歯科医師会のアドバイスが重要「これなら食べてもいいですよ」
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