De-Hy.comキシリトールシンポジウム

ミュータンス菌感染予防シンポジウム 2005/6/2 六本木アカデミーヒルズ40

講演
「フィンランドで効果をあげているう蝕予防の実践」

Taina Kivilompolo(タイナ・キヴィロンポロ) フィンランド ペッロ保健センター歯科衛生士

■自己紹介
歯科衛生士歴30年 デンタルナース10年 夫と3人の子ども
教育学博士号 
フィンランドで治験に参加するのは名誉なこと
歯科衛生士の仕事は独立している

■オフィスでのう蝕予防
・現在のDHにとっても最も重要な使命は
「う蝕がひどくなる前にリスクの高い子どもを見つけ、個別の予防指導を行うこと」

■オフィスでの予防的口腔ヘルスケアとキシリトールの推奨
・予防は妊娠中からはじめる 妊娠初期で歯科医院に来院すべき
 母親の口をベストな状態にしておく
1、口腔内検査→すべてのカリエス治療をを妊娠中期に終わらせる
2、母親の唾液検査(菌の数を調べる) ハイリスクな母親の子どもは早期う蝕になる
3、歯のクリーニング フッ素塗布
4、健康的な栄養摂取のアドバイス
5、1日2回フッ素入り歯磨剤で磨く
6、キシリトールガム推奨

・2回目 生後3〜6ヶ月
 ほにゅうビンをもったまま寝かせない
 Slippyカップ推奨
 乳歯が萌出→フッ素入り歯磨剤で磨く
 フッ素の必要性を話す
 母子 両方にミュータンス菌検査
 シュガークロックを使って指導

・3回目 生後18〜20ヶ月
 子どもにミュータンス菌検査 ハイリスクな子どもは早期う蝕になる
 フッ素入り歯磨剤で1日2回歯磨き
 フッ素1年に2回塗布
 キシリトールガムを使う
 口腔内検査で問題があれば歯科医院に紹介する

・4回目 生後24ヶ月以降
 年1回 歯磨き指導
 フッ素入り歯磨剤で1日2回歯磨き
 フッ素1年に2回塗布
 キシリトールガムを使う

・7歳以降 
 歯科医師による診察 
 フッ素入り歯磨剤で1日2回歯磨き
 フッ素1年に2回塗布
 キシリトールガムを使う

■唾液検査について
食後1時間後の口腔内phは 平均6
ガムを5分かむと・・・phは8に上がる
ガムを噛み出すとまもなく再石灰化がはじまる

■まとめ
フィンランドでは、食後キシリトールガムをかむ(公立保育園と小学校)
学校の協力が得られるようになった
以前はPTAにキシリトールの説明(ビデオなど)で行ってきた時期もある

むし歯予防のポイント
・やるべきこととやってはいけないことの区別を指導する
・キシリトールガムの指導方法は 対象グループごとにあわせて変える
・若い人たちが口腔ケアの基本を認識して、自分の歯の健康を自分で守ろうという意欲をもつように指導する

*障害者、高齢者はキシリトールガムでなくタブレットをすすめる

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