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ミュータンス菌感染予防シンポジウム 2005/6/2 六本木アカデミーヒルズ40
講演
「妊娠期から始めるう蝕原因性菌の母子伝播予防(日本での実績とデータ)
仲井雪絵(岡山大学大学院歯学総合研究科)
■う蝕の定義
| Caries | process | 過程 | プロセス重視 早期発見早期治療 |
| Cavity | outcome | 結果 | うかの治療 |
↓歯の萌出前
↓MS未感染
↓MS感染
↓う蝕活性 高い
↓脱灰
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↓うか形成
う蝕は 感染症+生活習慣病
感染の窓(window of infectivity)
感染の時期が遅いほど 生ずるう蝕は軽症
アクセルソン氏によるprimary primary prevention(1988)
子どものためにお母さんに指導=マイナス1歳からのう蝕予防
妊娠期にクロロヘキシジンやフッ素を使用
*日本では妊娠期対象の報告は皆無
そこで・・・
■研究報告 (まだ研究中)
1、岡山で****産婦人科を受診した妊娠3〜4ヶ月の妊婦さんに唾液検査(デントカルトSM)を行い
ハイリスク(SM菌数>2か3)な人を選ぶ。
2、ハイリスクな人たちを無作為に2つのグループに分ける
・1群 基本メニュー う蝕の病因論説明 母子伝播予防 歯磨き指導 間食の回数等 指導
・2群 基本メニューに加えて 毎日キシリトールガムを1日4回(5分ゆきわたらせる)出産後9ヶ月まで続ける
3、2群の間にDMF指数、年齢、ミュータンス菌数の差はなし
4、3ヶ月後のミュータンス菌数 対照群で7人に1人 キシリトール群で2人に1人がローリスクになった
ローリスクとはミュータンス菌≦1
5、安全性
カレンダーをつけてもらった結果 (安全性は確率されていると考えてよいのでは)
・ガムをかんだ回数 正の字で 1日平均2.9回(3ヶ月82.3日)
・お腹の調子 Aふつう Bゆるい C下痢 Dガス E便秘
結果→B 2.3±3.6日 C 1.0±2.0日
・あごが痛かったら× 0.23±1.4日
・あごがだるかったら△ 0.14±0.5日
■ポリシー
1、予防 うつらないにこしたことはない
2、遅延 うつるのは遅いほど良い
3、万が一子どもに移ってもう蝕を発生しにくい善玉菌に変える
全体の質疑応答
質問 キシリトールを積極的に勧めることは子どもに甘い味を覚えさせることになるのでは?甘いもの好きになってしまうのでは?と
お母さん方から質問されることがある。どうお答えしたらよいのでしょうか?
答え 母乳もある 他の甘いものもある 他の甘いものを食べさせるのならキシリトールを選びたい
キシリトールの甘さならむし歯にならないとわかっているのだから、選んで食べさせたい
子どもの欲求=甘いものを欲しいという欲求を受け入れつつ、良い方向へ導く
食後にキシリトールガムをかむ
ポジティブに考える
質問 「感染の窓」の時期はなぜ19ヶ月から33ヶ月なのか?この時期でないと移らないのか?乳臼歯の萌出と関係があるのか?
答え 「感染の窓」は感染方法がイメージとしてとてもよくわかる言葉である
「感染の窓」は一度開いたら閉じることはない
まずハイドロキシアパタイト(歯)がなければミュータンス菌が移っても、口腔内で定着しない
乳臼歯の裂溝に定着しやすいということもあるかもしれない?
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